2002.5

『止まった時計』
 
彼に最初にもらったのは腕時計だった

彼と別れたすぐ後にその時計が壊れた

ふたりの時間を刻みつづけて
ふたりが終わったときに
役目を終えたといわんばかりに
動かなくなってしまった

それは単なる偶然なのかもしれない

けれど 止まったままの時計を
なかなか修理に出そうとしないのは
今はまだ別のひとと
新しい『ふたりの時間』を
刻み始める気になれない
私の想いがどこかに残っているから・・・

 
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